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自宅のような美術館?軽井沢安東美術館へ

今回は軽井沢安東美術館を紹介したいと思います!

ホームページ→https://www.musee-ando.com/

軽井沢安東美術館

軽井沢安東美術館とは代表理事の実業家・安東泰志氏が夫妻で長年収集し、自宅に展示してきた藤田嗣治の作品約180点を収蔵する個人美術館です。

↑安東夫妻は、「皆様を自宅に招くような気持ちで、美術館を心地よく楽しんでいただき、ゆっくり藤田作品を鑑賞していただきたい」という思いから、私財を投じてこの美術館を設立しています。

藤田嗣治とは?

→パリで活躍された画家です。猫や女性をモチーフとした絵画で知られ当時のフランスでは知らぬ者はいないほどの人気となりました。晩年はカトリックの洗礼を受けレオナール・フジタとして過ごしました。

藤田嗣治の作品だけ?と思われる方もいるかもしれません。

ですが、心を奪われるくらい神秘的で繊細な作品に出合うことができます。

藤田嗣治の作品と館内

チケットを購入し近くにあるこちらの空間は「サロン ル ダミエ」という休憩スペースです。

ここでは藤田嗣治の人生や作品に関しての映像が上映されています。

何とコーヒーも飲むことができます。

コーヒーを飲みながらゆったり寛ぐことができます!

こちらの階段から上に上がります。

↑美術館建設に至るまでの経緯などが紹介されています

美術館建設に至るまでの安藤夫妻の苦悩や思いが紹介されており感動してしまいました。

ぜひこちらもじっくり読んで頂きたいです。

●展示室2

こちらは展示室2になります。

「渡仏ースタイルの模索から乳白色の下地へ」

小さい空間ですが家の中にいるみたいな感覚です。

↑展示室2は安藤コレクションの中でも初期の作品が飾られています。

こちらの美術館で他の美術館と違うところが、展示室にスタッフがいないところです!

大体の美術館は展示品に触れないようになどスタッフの方が隅で見ていますが、こちらの美術館はスタッフの方がいません。

憶測ですが「自宅のような美術館」をコンセプトにしているのでじっくりくつろげるように、スタッフの方があえていないのかなと感じました。

スタッフの方がいない代わりに、絵画に近すぎるとセンサーが鳴るのでご注意下さい!

展示室3

こちらは展示室3になります。

「旅する画家ー中南米、日本、ニューヨーク」

休日に訪れたのですが人も少なくじっくりみれましたね。

↑ここでは旅をテーマにした作品が展示されています。

↑一番左の作品が個人的にとても気になりました。

写真を撮ることは可能ですが、1枚1枚を撮ることができないのでご注意下さい。(詳細は館内に書いてあります)

↑展示室と展示室をつなぐ通路

●展示室4

ここの展示室から聖女や聖母子像の絵画が多くなってきます。

「ふたたびパリへ―信仰への道」

繊細で美しい作品が並びます。

壁の色が黄色、緑、青、赤と展示室毎に区別されていて拘りが詰まっている美術館だなと感じます。

↑真ん中の作品は「金地の聖母」という作品

●展示室5

展示室の中で一番大きい部屋になります。

「少女と猫の世界」

こちらの展示室は少女と猫が多く占める絵が展示されています。

↑見づらいですが真ん中の作品は「青空の少女」という作品

ソファーで寛ぎながら鑑賞することが可能です。

↑真ん中の作品はパンフレットの表紙を飾る作品、「パリの屋根の前の少女と猫」その隣の作品は「猫の教室」

展示室をでると展望ラウンジがあります。

もう1度行ってみたい素敵な美術館ですのでぜひ訪れてみて下さい!