前回のブログは地下1階の作品を主に紹介しましたが、今回は1階、2階の作品を紹介したいと思います!
1階の作品
①柳幸典「バンザイ・コーナー96」
大量のウルトラマンを並べており面白い作品だなと感じていたのですが、鑑賞後よく調べてみると、
一斉にバンザイをするウルトラマンが鏡の虚像によって日の丸を形成しているようです。
↑以前は写真撮れなかったようですが、今回は撮れました!
↑よく見るとウルトラマン!!
②王広義「大批判:ディズニー」
毛沢東時代のプロパガンダ・ポスターと欧米の商標を一緒に描くことで、共産主義国が資本主義的発想を取り入れることへの矛盾と葛藤を表現しています。(アートをめぐるおもちさんのブログから引用させて頂いています。)
ディズニーを題材にした作品でバンクシーの作品を思い出しました。↓
夢の国の印象が強いですが、どちらの作品も夢の国とは程遠い印象。
③張曉剛「血縁: 大家族 No.10」
個人的にベネッセアートミュージアムで一番気に入った作品ですね!
少し不気味なところが興味をそそります。
作品自体はとても大きく迫力があります。
④エルムグリーン&ドラッグセット「ハイウェイ・ペインティング No.9」
白と黒のシンプルなデザインですが、「STOP」というメッセージが強く訴えてくる作品でした。
⑤リチャード・ロング「瀬戸内海の流木の円」「瀬戸内海のエイヴォン川の泥の環」
リチャード・ロング「十五夜の石の円」
こちらの作品はサイトスぺシフィック・ワークと呼ばれるもの。
※サイトスぺシフィック・ワークとは?
→アーティストがその場所のために制作した作品のこと。直島の自然をモチーフにしたり島の材料を使用したりと表現方法も多彩。
こちらの作品と⑥の作品はリチャード・ロングが直島に滞在し制作された作品です。
↑手前にあるのが「瀬戸内海の流木の円」、奥にあるのが「瀬戸内海のエイヴォンの泥の環」
下の写真は「十五夜の石の円」です。
↑写真の左側に写っているのが作品です。景色があまりに良くて景色メインに撮ってしまいました。
2階の作品
2階にも作品がありますが、その他にもミュージアムカフェやミュージアムショップもあります。
↑ベネッセハウス ミュージアム関連展示
地下1階や1階に比べて2階は作品が少ないです。
⑥大竹伸朗「シップヤード・ワークス 船底と穴」
こちらは外にある作品です。
写真の右側にとぎれていますが、愛媛県宇和島で収集した船の型枠を使い、実際に船を作るのと同じプロセスで成型されています。
↑左は中央の穴から瀬戸内海の海景を遠望することができます。
ベネッセハウスアートミュージアムのHP→https://benesse-artsite.jp/art/benessehouse-museum.html