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群馬県立近代美術館~日本と西洋の近代美術Ⅱ & ゲルニカのタピスリ~

今回は、群馬県立近代美術館で展示されている「日本と西洋の近代美術II」をみに行ってきましたので、感想を書いて行きたいと思います!

また世界で3つしかないゲルニカのタピスリも展示されていましたので感想を書いて行きたいと思います。(ゲルニカのタピスリは昨年からずっとみたかったものでした!)

↑美術館の入口

群馬県立近代美術館のホームページ↓

https://mmag.pref.gunma.jp/

群馬県立近代美術館

今回展示されている「群馬県立近代美術館」は何と私の地元です。小さい時に行ったことあったのかなーという記憶しかありません。

今回こちらの美術館訪れてみて中々の名絵画が所蔵されていることを知りました。

⚫︎著名な画家の作品が所蔵されている

→ピカソ、モネ、ルノワール、シャガールなど

⚫︎観覧料が安い

→300円で観覧できます!(違う場合もありますのでホームページみて確認して下さい)

⚫︎人が意外と少ない

→幾つか他の美術館の展示見に行っていますが、人がけっこう多いのですよね、、(もちろん多くの人が観にくることはいいことです!)人があまりいないため、じっくり観ることができます。

↑館内

⚫︎作品との距離が近い

→写真は残念ながら撮影することはできませんが、作品に触れないように囲いやラインなどがないのでかなり近くで観ることが可能です。

⚫︎自然が豊か

→美術館は群馬の森という広い公園内にあるため、自然が豊かですし散歩もできます。

展示作品

幾つか私が気に入った展示作品、有名な作品などを紹介したいと思います!

⚫︎ゲルニカ(タピスリ)/パブロ•ピカソ

今回のメインな作品であるゲルニカのタピスリ。

↑ショップに販売されています。

ゲルニカのタピスリは、ニューヨークの国連本部とフランスのウンターリンデン美術館と群馬県立近代美術館にしかありません。ピカソからタピスリ制作を託された織師のジャクリーヌ・ド・ラ・ボーム=デュルバックによって原画とほぼ同寸大のタピスリが織り上げられました。

こちらのタピスリはずっと展示されず期間限定なのでぜひ見に行って頂きたいですね!(大体夏頃展示されています)

また、ゲルニカの内容やモチーフの上で密接な関係がある2枚組版画「フランコの夢と嘘」も展示されています。

ゲルニカのタペストリーが群馬でみれる!先月まで群馬県立近代美術館でゲルニカのタペストリーが7月2日から8月28日まで期間限定で展示されていました!今回はゲルニカやゲルニカのタペストリーについて書いて行きたいと思います!...

⚫︎魚、瓶、コンポート皿/パブロ•ピカソ

こちらも、ピカソの作品。

いろんな物の形が、紙を切ってはり付けたように角ばって描かれています。

↑入口

⚫︎オースゴールストランの夏/エドヴァルト•ムンク

「叫び」で有名なムンクの作品がなんと群馬県立近代美術館に!

⚫︎睡蓮/ジュフォス、夕方の印象/クロード•モネ

モネの睡蓮は世界中にありますが、ここ群馬県立近代美術館にも。

初めて見た睡蓮は大原美術館でした!群馬県立近代美術館の睡蓮は絵が濃いめな印象を抱きました。

⚫︎ペガサスにのるミューズ/オディロン•ルドン

↑元々、黒を主体とした表現から、華やかな色彩世界へと移行。

描かれる対象も、独自の幻想によって生み出された奇怪な生命たちから、花や神話世界が多いとのことです。

⚫︎少女とエアデール=テリア/マリー•ローランサン

マリー・ローランサンの作品とても好きなので、見られて嬉しかったです!

ポストカードがなかったのが残念。

⚫︎紐/山口薫

山口薫さんは群馬県出身の画家です。

↑背景の朱色は山口さんが好きな色だそうです。なので朱色の作品が多いとのこと。(ボランティアさんのガイドより)

ボランティアさんから「この絵から何を感じますか」と聞かれ、紐は道を表して4本目は進む途中で絡まってうまくいってない様子を表してるのかなと感じました。皆さんはどう思われますか?

他におすすめの作品は

⚫︎仔山羊のくる部屋/南城一夫

→とても素敵な作品なのでぜひ見てください!

⚫︎人形を抱く少女/レオナール•フジタ

→私は怖い印象を抱きました。少女と人形と猫の目の向きがポイントだそうです。(ボランティアさんより)

軽井沢にある「軽井沢安東美術館」にはフジタさんの作品だけが展示されています。(この美術館とてもおすすめだそう)

↑全作品はありませんが、わかりやすく説明が書かれたカードも無料で頂けます。

⚫︎読書するふたり/ピエール=オーギュスト・ルノワール

→有名な画家であるルノワールの作品。とても微笑ましい絵です。

⚫︎ある慢性病にかかった青年/ラインハルト・サビエ

→題名で何となく印象がわかるかと思います。暗い作品ですがとてもインパクトのある作品です。

↑2階へ続く階段

●遊園地/正田壌

→題名の通り遊園地を表現している絵ですが、とても面白い作品です。

なぜか蝶?みたいな生き物が描かれていて不思議だなと感じました。

他の展示室では現在、「ディーン・ボーエン展」も開かれています。

沢山のかわいらしい絵が展示されています。

オーストラリアのメルボルンを拠点に活動しているディーン・ボーエンさん。

オーストラリアの風土と自然、空などを描くアーティストです。

お子さんにもおすすめなのでぜひこちらもみに行ってください!

↑彫刻も展示されています