久々の投稿になってしまいましたが、今回は山種美術館に行ってきましたので感想を書いていきたいと思います!
山種美術館とは
山種美術館(やまたねびじゅつかん)は、東京都渋谷区広尾にある日本画専門の美術館です。
この美術館実は名前を聞いたことがなく、一緒に訪れた美術に詳しい友人から聞き初めて知りました。
↑収蔵作品は近代・現代の日本画を中心に、近世絵画、浮世絵、洋画などを含め1800点あります
山種証券(現・SMBC日興証券)の創業者である山崎種二が集めたコレクションをもとに、日本初の日本画専門美術館として開館しました。
ほとんど洋画しかみる機会がなかったのですが、日本画の繊細さにはとても驚きました。
↑入口入ったところ、地下1階に展示されています
花・flower・華 2024
3月9日から5月6日まで「花・flower・華 2024」が開催されています。
展示会の名前の通り花を題材とした日本画が展示されています。
個人的に気に入った作品を紹介していきたいと思います。
●醍醐/奥村土牛
チラシの表面に大きく掲載されているこちらの作品。この作品だけ写真を撮ることが出来ます。
京都・総本山醍醐寺の名木「太閤しだれ桜」をモデルにしています。
↑絵具を何層にも塗り重ねています
●百花・多能村直入
繊細で鮮やかで美しいこちらの作品、ポストカードも買ってしまいました!
↑ポストカードなので切り取られています。実際は横に長い作品です。
作品の説明にも書いてあるのですが、植物図鑑みたいな作品です。
とてもきれいな作品なのでみて頂きたいです。
●夜桜/千住博
この展示の中で一番好きな作品となりました。
千住博さんの作品は、風景をモチーフとしたダイナミックな日本画で知られています。
↑ポストカードなので写りは悪いですが実際はめちゃくちゃ綺麗です
私と一緒に訪れた友人が軽井沢にある「軽井沢千住博美術館」をとても薦めていましたので行ってみたいなと思っています。
軽井沢千住博美術館→https://www.senju-museum.jp/
●素心蠟梅/重政周平
こちらの作品もとても圧倒される作品です。
↑いつも見ている庭の植栽を描いた作品
1987年生まれということでまだまだお若い画家でこれからの活躍が期待されます!
その他個人的に印象に残った作品は
●四季花鳥/荒木十畝→花と鳥が画面から溢れ出しそうな迫力で描かれています
●牡丹/福田平八郎→とても大きいサイズの作品で圧倒されます
●春朝/横山大観→教科書にもでてくる有名な横山大観の作品です
●梅雨晴/山口蓬春→紫陽花が描かれている作品
●紅梅・白梅/速水御舟 →私と一緒に訪れた友人が速水さんの作品を好きと話していました。とにかく繊細な作品です、「牡丹花(墨牡丹)」もおすすめ。
●八ツ橋/川端龍子 →ニューヨークのメトロポリタン美術館にある尾形光琳の《八橋図屏風》に刺激されたものだそうです
展示作品を見終わったあとは1階にある「Cafe 椿」でカフェしました!
和菓子は、展覧会ごとに出品作品に描かれた花や果物、動物などのモチーフを選び、青山の老舗菓匠「菊家」に特別にオーダーしているそうです。
私は、小林 古径の白華小禽をイメージした和菓子(写真手前)、友人は奥村土牛の醍醐をイメージした和菓子です。
展示見終わったあとはこちらのカフェにも行ってみて下さい!
山種美術館のホームページ→https://www.yamatane-museum.jp/