今回は陶板名画で有名な大塚国際美術館の前回の続きを紹介したいと思います!
日本にいながらにして世界の美術館を体験したいという方におすすめです。
ちなみに!陶板名画というのは・・大塚オーミ陶業株式会社の特殊技術により陶器の大きな板に原画に忠実な色彩・大きさで作品を表現したもの。(パンフレット引用)
①原画の著作権・所有者へ許諾取得
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②現地調査・原画撮影
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③色の分解
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④転写紙に印刷
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⑤陶板に転写
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⑥焼成
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⑦レタッチ
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⑧焼成
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⑨検品
の順で陶板名画が作られるそうです!
大塚国際美術館の名画の展示
前回は環境展示の紹介でしたが今回は名画の展示を幾つか紹介したいと思います。
●わが唯一の望みの(一角獣を従えた貴婦人より)
鮮やかで見入ってしまったこちらの作品。
初めてこの絵を知りました。
こちらの絵はパリのクリュニー国立中世美術館にあります。
クリュニー国立中世美術館が誇る6枚からなる連作タペストリーで、もちろん陶板なので本物ではありませんが
実際のサイズと同じです!
●ヴイ―ナスの誕生、春(プリマヴェーラ)/サンドロ・ボッティチェリ
教科書でもみたことがある方が多いのではないでしょうか。
↑ヴイ―ナスの誕生
女性の神秘性を描いた作品であると言われています。
↑春
けっこう大きい作品です!華やかな絵です。
●タンギー爺さん、夜のカフェテラス/ゴッホ
美術に疎い方でもゴッホは聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
↑タンギー爺さん
タンギー爺さんは実在の人物。お金がなかったゴッホのような画家を支援するための交流の場を設けていました。
よくみると、日本の富士山や浮世絵が描かれています。(ゴッホは日本に憧れがあったそう)
↑夜のカフェテラス
個人的に好きな作品ですね!
人で賑わうカフェを描いていますが、実際ゴッホはお金がなくてカフェいくこともできない貧しさであったそうです。
●モナ・リザ/レオナルド・ダ・ヴィンチ
世界を代表する名画ですよね!
ルーブル美術館に行ったことがあるので本物のモナ・リザをみたことがありますが、大塚国際美術館のモナ・リザもそっくり。
↑ルーブル美術館のモナ・リザ
モナ・リザは意外とサイズが小さいのですよね。
それなのに神秘的で引き込まれる作品なのですよね!
●最後の晩餐/レオナルド・ダ・ヴィンチ
こちらも有名なレオナルドの作品。
修復前と修復後の絵が展示されています。
↑ミラノにある壁画作品
何年もかけて何度も修復や書き足しを重ねられ、現在の姿で残っています。
●ゲルニカ/パブロ・ピカソ
一度は本物を見たい作品!
現物と同じサイズを表現している大塚国際美術館すごすぎ・・!
ちなみに8月に世界に3つしかないゲルニカのタペストリ―が群馬県立近代美術館で展示されます。
私も見に行く予定です。
●接吻/クリムト・グスタフ
こちらも生で一度はみたい作品!
友人が少し前にオーストリアへ現物をみにいったようでとても美しい作品だと
言っていました。
●民衆を導く自由の女神/ドラクロワ・ウジェ―ヌ
ドラクロワ32歳のときに起きたフランス七月革命を主題として描いた作品。
↑右にいるベレー帽をかぶった少年は、「レ・ミゼラブル」に登場するガブローシュのモデルだと言われています
↑こちらはルーブル美術館で飾らている現物の「民衆を導く自由の女神」
●オフィーリア/ミレイ・ジョン・エヴァレット
個人的に好きな作品の一つ。
川に浮かぶこちらの女性がなんとも不思議な感じでたまらないです。
↑この作品に描かれている女性は、ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『ハムレット』の主人公の恋人、オフィーリアです。
●真珠の耳飾りの少女、牛乳を注ぐ女/ヨハネス・フェルメール
生涯で作品数が少ないフェルメール。
↑真珠の耳飾りの少女
意外とサイズは小さいのだなと感じました。
↑牛乳を注ぐ女
陶板なので本物ではないですが、そっくり。
フェルメールの作品は「窓辺で手紙を読む女」を現物でみたことがあります。
↑こちらは日本各地で開催されていましたが現在は終了しているような感じでした。
作品数は本当に多いのでじっくり見たい方は半日~1日空けたほうがいいと思います!
↑作品は写真OKです
↑こんなスペースも。写真撮影可能です。
↑ゴッホの絵画