北海道近代美術館で開催中の「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」に行ってきました!
写真は禁止だったので撮れませんでしたが、It was a wonderful exhibition ! でした(^^)
↑北海道近代美術館で開催されてました。
フェルメールとは?
生没年:1632~1675年 オランダ出身の画家です。
一般の人々をモデルとした風俗画を主に描いた人物です。
現存する作品が40点にも満たなく「光の魔術師」とも言われています。
代表作品
①真珠の耳飾りの少女
マウハイスハイス美術館所蔵。青いターバンと真珠の耳飾りを身に付け、こちらを向く少女。
誰もがみたことがあるのではないでしょうか。
②牛乳を注ぐ女
アムステルダム国立美術館所蔵。描かれているのは家政婦の日常のひとコマです。
「真珠の耳飾りの少女」のように鮮やかな青が使われています。これはラピスラズリという当時アフガニスタンのみで採れた天然石が原料です。この青はフェルメールの他の作品にもよく見られ「フェルメール・ブルー」と言われています。
③天秤を持つ女
ナショナル・ギャラリー所蔵。オランダ市民の女性がモデルと思われる風俗画です。
フェルメールが描いた絵の多くは、部屋の左から光が差し込んでいます。「牛乳を注ぐ女」と同様にこの絵も左から光が差し込んでいます。
窓辺で手紙を読む女
今回この展覧会で展示されている「窓辺で手紙を読む女」。
窓から光が差し込み、室内で手紙を読む女性が描かれている作品。
1979年のX線調査で壁面にキューピッドの描かれた画中画が塗りつぶされていることがわかりました。
フェルメール自身が消したとされていたそうですが、様々な調査を経てフェルメール以外の人物により消されたことが判明したため、画中画の上塗り層を取り除く修復が開始。キューピッドが現れたというわけです。
この女性はどんな手紙を読んでいるのだろう、キューピッドを消したのは誰でどんな意図でけしたのだろう・・・と憶測してしまいます。
日本でまたお目にかかることができるかわからない貴重な作品です!ぜひ足を運んでみて下さい!